タナトス
タナトス(Θάνατος, Tanatos, Thanatos)は
ギリシア神話に登場する、死そのものを神格化した神。
ニュクス (夜)の息子でヒュプノス (眠り)の兄弟。抽象的な存在で、古くはその容姿や性格は希薄だった。ただ、神統記では、鉄の心臓と青銅の心を持つ非情の神で、ヒュプノスと共に大地の遥か下方のタルタロスの領域に館を構えているという。
しかしホメロスは、タナトスとヒュプノスの兄弟が英雄サルペドンの亡骸を
トロイアからリュキアへと運ぶ物語を述べ、初めてタナトスは人格神として描かれた。
さらに後世の神話では、臨終を迎えんとする人の魂を奪い去って行く死神として描かれる様になる。